☆最初に結論から言ってしまいますが、
GMOとくとくBBの方が
73,560円安いです。
(3年間の支払い累計 2023年8月現在)
このほかに回線のスピードや、スマホとのセット割引もあるとはいえ、料金だけ比べるとこれだけの差があります。
最初からネタバレしてしまいましたが… 最後まで続けて記事を読んでくださいね( ノД`)シクシク
歴史的にはNTTの兄弟会社であるKDDI傘下の「auひかり」と、熊谷正寿氏率いる「GMOインターネットグループ」の「GMOとくとくBB光」
光回線サービス分野での一騎打ちは、どのような戦いになっているのか徹底解説いたします。
さてと、まずは両社の基本的な比較です。
auひかり ずっとギガ得プラン 3年契約 | GMOとくとくBB (2年自動更新プラン) | |
光回線のスピード | 普通に速い 1Gbps | 普通に速い 1Gbps |
料金体系 | 複雑 (マンション料金は難解) | シンプル |
申込窓口 | ・auひかり公式HP ・代理店 ・プロバイダー ・家電量販店 ・auショップ | ・GMO公式HP ・プロバイダー |
契約期間のしばり (使用の義務期間) | ・2年間 ・3年間 | なし |
契約期間前解約の違約金 | 戸建て 4,460円 (2年プラン) 〃 4,730円 (3年プラン) | なし |
素の料金 | 戸建て 5,610円~5,940円 (ずっとギガ得プラン) マンション 3,740円~5,940円 | 戸建て 5,390円 マンション 4,290円 |
工事代 | 特典で 実質ゼロ円 | 特典で 実質ゼロ円 |
キャッシュバック | 最大30,000円 ※他社からの乗換え時の違約金・ 撤去工事費を負担 上乗せ25,000円など | 一律 5,500円 ※他社からの乗り換え時の 違約金・撤去工事費を負担金 一律 50,000円 |
スマホセット 割引 月額 税込 | 1,100円 最大10回線まで ※上限 8,800円 |
月額料金を比較します
auひかり ずっとギガ得プラン 3年契約 | GMOとくとくBB光 期間制約なし | 差額 | |
一戸建て | 5,610円~5,940円 | 5,390円 | 220円~550円 |
マンション | 3,740円~5,940円 | 4,290円 | -550円~ 1,650円 |
auひかり料金は複雑です。一戸建ては毎年料金が変化しますし、マンション金額に幅があるのは、集合住宅の種類によって料金が異なるというau独自の事情によります(なんと7種類もあります)
これは比較が大変面倒なので、比較は一戸建てで試算いたします。
この時点では一戸建てでは両社さほど変わりませんね。さあ、本格的に比較をしていきましょう。
☆比較ステージ1 素(す)の料金での3年間支払い総額の比較。
auひかり ずっとギガ得プラン 3年契約 | GMOとくとくBB光 期間制約なし | |||||
契約 期間 | 1年目 | 2年目 | 3年目 | 1年目 | 2年目 | 3年目 |
月額 料金 | 5,610 | 5,500 | 5,390 | 5,390 | 5,390 | 5,390 |
年間 料金 | 67,320 | 66,000 | 64,680 | 64,680 | 64,680 | 64,680 |
支払 累計 | 67,320 | 133,320 | 198,000 | 64,680 | 129,360 | 194,040 |
光回線の料金比較は1年では正確に判断できません。例えばauひかりの月額料金の特徴は毎年金額が変わる事です。
今回選択した「3年契約プラン(ずっとギガ得プラン)」も毎年金額が変わります。
上の表のように、1年目5,610円 2年目5,500円(▲110円) 3年目5,390円(▲110円)と少しずつ安くなってます。
この段階的に下がる料金を3年間で平均すると・・・5,500円/月 となります。
GMOとくとくBBと比べて若干高いですね。
安くなる事は良い事ですが、3年間の契約でしばるのですから、あまり意味があるとは思えませんし、4年目からは月額が5,940円と、プラス550円上がります。 意味不明です。
いずれにしても上の表のように、この時点で一戸建てプランは
198,000円-194,040円=3,960円
3年間ではGMOとくとくBBが3,960円 安いですね。
☆比較ステージ2 初期費用を足した総費用の比較
初期費用とは「契約料」と「工事代」です。
わかりやすいように、両者を表にして比べてみましょう。
auひかり ずっとギガ得プラン 3年契約 | GMOとくとくBB光 (期間制約なし) | |||||
契約期間 | 1年目 | 2年目 | 3年目 | 1年目 | 2年目 | 3年目 |
ステージ1 支払累計 | 67,320 | 133,320 | 19,800 | 64,680 | 129,360 | 194,040 |
契約料 | 3,300(初回のみ) | 3,300(初回のみ) | ||||
ひかり 電話代 | 6,600 | 13,200 | 19,800 | 0 | ||
工事費 | 実質ゼロ円 | 実質ゼロ円 | ||||
ステージ2 支払累計 | 77,220 | 149,820 | 221,100 | 67,980 | 132,660 | 197,340 |
①両社とも、いまどきの流行で「工事代が実質ゼロ円」です。
ただ、auひかりは変わっていて、「電話を申し込んでくれたら工事代をゼロ円にする」という条件付きです。これはいわゆる「ひかり電話」で、光ケーブルを使った電話です。
これを申し込むと。550円/月(税込)の料金がかかります。
この金額がバカになりません。550円×12か月=年間6,600円。3年間で19,800円です。家で電話が不要だという方ならなおさらです。
それに、この19,800円って金額。だいたい工事代と同じくらいか、場合によっては高いんです(知らないと思って、auさんずるいなあ) → 実質ゼロ円とは・・・・まやかしですね。
②契約料は、業界の示し合わせで両社同額ですから、差は縮まりません。
221,100円-197,340円=23,760円
この時点で3年間ではGMOとくとくBBが23,760円 安いですね。
機器のレンタル費用やキャッシュバックまで考慮しないと正確に比較できませんが、「auひかり」はだいぶビハインドです。
☆比較ステージ3 必要な機器を購入したりレンタルしたりする費用をプラスして最終金額を比較
必要なものは
①「ONU」と呼ばれる、光回線終端装置いわゆるモデムです。
今はどこの回線会社でもゼロ円でレンタルしてくれます。
②もう一つ必要なのは、Wi-Fiでワイヤレスでスマホやパソコンでつなぐ為の「無線LANルーター」です。
これは、自分で買って用意するか、有償のレンタルかを選ぶ事になっています。
(3年使用するのでしたら、自信のある方は購入した方が安くなります)
両社の無線LANルーターの月額レンタル料は、下の表のようになっています。
auひかり光 | GMOとくとくBB |
550円/月 | ゼロ円 |
auひかり ずっとギガ得プラン 3年契約 | GMOとくとくBB光 (期間制約なし) | |||||
契約期間 | 1年目 | 2年目 | 3年目 | 1年目 | 2年目 | 3年目 |
ステージ1 支払累計 | 67,320 | 133,320 | 19,800 | 64,680 | 129,360 | 194,040 |
ステージ2 支払累計 | 77,220 | 149,820 | 221,100 | 67,980 | 132,660 | 197,340 |
無線LAN ルーター レンタル代 | 6,600 | 13,200 | 19,800 | ゼロ円 | ||
ステージ3 支払累計 | 83,820 | 163,020 | 240,900 | 67,980 | 132,660 | 197,340 |
GMOとくとくBBは無線ルーターのレンタル料金がゼロ円ですので、この分差がつきました。
240,900円-197,340円=43,560円(3年間の差額)
この時点で3年間ではGMOとくとくBBが
43,560円 安いですね。なかなかの差額です。
次は最終ステージです。キャッシュバックでauひかりは巻きなおすことができるでしょうか?
☆比較ステージ4 最後にキャッシュバックの金額を計算に入れて最終金額を比較します。
auひかりのキャッシュバックは1種類のみ
①他社からの乗換えで払わなくてはいけない「解約違約金」を還元するキャッシュバック
※「最大」30,000円となっていましたが、普通この経費は20,000円程度なので、20,000円でシミュレーションしました。
GMOとくとくBBのキャッシュバックは2種類
①新規契約の場合に支払われるキャッシュバック 5,500円 これはかなりしょぼいですね。
②他社からの乗換えの場合に支払われるキャッシュバック
※普通どの光回線でも「最大〇〇円」として、ユーザーが解約をした前の回線会社から請求される費用を還元する形になっています。
最大とうたっていても、だいたい2万円となっていますが、GMOとくとくBBの場合はかかった費用にかかわらず50,000円支払うシステムです。(こういうの、なかなかないです)
新規契約の場合の試算をしてみました。
auひかり ずっとギガ得プラン 3年契約 | GMOとくとくBB光 (期間制約なし) | |||||
契約期間 | 1年目 | 2年目 | 3年目 | 1年目 | 2年目 | 3年目 |
ステージ1 支払累計 | 67,320 | 133,320 | 19,800 | 64,680 | 129,360 | 194,040 |
ステージ2 支払累計 | 77,220 | 149,820 | 221,100 | 67,980 | 132,660 | 197,340 |
ステージ3 支払累計 | 83,820 | 163,020 | 240,900 | 67,980 | 132,660 | 197,340 |
キャッシュバック 新規契約 | 0 | -5,500 | ||||
ステージ4 支払累計 | 83,820 | 163,020 | 240,900 | 62,480 | 127,160 | 191,840 |
次に、他社からの切り替えの場合の試算です。
auひかり ずっとギガ得プラン 3年契約 | GMOとくとくBB光 (期間制約なし) | |||||
契約期間 | 1年目 | 2年目 | 3年目 | 1年目 | 2年目 | 3年目 |
ステージ1 支払累計 | 67,320 | 133,320 | 19,800 | 64,680 | 129,360 | 194,040 |
ステージ2 支払累計 | 77,220 | 149,820 | 221,100 | 67,980 | 132,660 | 197,340 |
ステージ3 支払累計 | 83,820 | 163,020 | 240,900 | 67,980 | 132,660 | 197,340 |
キャッシュバック 新規契約 | -20,000 | -50,000 | ||||
ステージ4 支払累計④ | 63,820 | 143,020 | 220,900 | 17,980 | 82,660 | 147,340 |
キャッシュバックのステージでは大きく差が付きました。まとめると
3年間の費用の総額は
auひかり ずっとギガ得プラン 3年契約 | GMOとくとくBB光 (期間制約なし) | 差 額 | |
新規契約の場合 | 240,900 | 191,840 | 49,060 |
他社から乗換え | 220,900 | 147,340 | 73,560 |
圧倒的にGMOとくとくBB光がお得だという事が判りますね。
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auひかりの敗因は次の4つです。
①auひかりは月額料金が高い。三年かけて少しずつやすくなるけど、平均するとちょい高いですね。
※注意点としては、4年目にまた高くなってしまいます。
②auひかりは工事代をゼロ円としてますが、この為に月額550円の光電話などの加入を義務づけています。
これが実質工事代と同じか、それ以上の出費になってしまいます。
普通に何もなしに工事代ゼロ円のGMOとくとくBBと大きな差が出来てしまいます。
③無線LANルーターのレンタル代の差。GMOはタダ。auひかりは月額550円。
④キャッシュバックはGMOが他社取替の場合、50,000円無条件でくれるのでauひかりは歯が立ちません。
なお、スマホのセット割りの金額も判断材料になります。
GMOはスマホに関しては何もありません。
auのスマホを使用していればセット割りで1台あたり550円~1,100円(月額)の割引がありますから、対象のスマホを持っている人はかなりお得になります。3年間ですと・・・・。
1台で1,100円×36か月=39,600円です。
夫婦でauのスマホを2台使っているとか。家族で2台とか、それ以上とか。
場合によってはステージ1~4の差額がひっくり返る場合もあるかもしれませんね。
※auはスマホのプランによって割引金額が変わったり、UQモバイルもあるので相変わらず複雑ですから、直接よく聞いて確認してくださいね。
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