正式な名称は「インターネット・サービス・プロバイダー」。プロバイダーは、日本語では「提供者」「供給者」と訳されます。
略して「ISP」(アイ・エス・ピー)とも言います。
プロバイダーとの契約は必須
私はインターネットというものがどんな「網」なのかを見たことが無いのですけど。 通信網ってことですから電線みたいなものが世界中に張り巡らされているのかな?
我々がインターネットを利用する分には、実態がどうなのかは知らなくても使えるのですが、プロバイダーという業者との契約が必ず必要です。
というのも、我々のパソコンとかスマホは、この得体のしれないインターネットという「網」に直接は繋げないので、これに接続してくれる業者さんが必要なんですね。
この業者さんが、「インターネット・サービス・プロバイダー」いわゆるプロバイダーです。
プロバイダーには系列がある
各プロバイダー会社は、その設立の母体によっていくつかの種類があります、
通信会社系
こだわりがないなら、選択としていちばん無難です。
主な回線事業者 | プロバイダー | 特 徴 |
ドコモ光 | 21社から選択できる | ドコモ光は光コラボの中で唯一ISPがセットされていない |
Nuro光 (SONY系) | So-netのみ (SONY系) | フレッツ光 auひかり コミュファ光 |
auひかり (KDDI系) | 8社から選択できる BIGLOBE(NEC系) So-net(SONY系) au one net(KDDI系) AsahiNet @Nifty @TCOM DTI | |
ソフトバンク光 (Softbank系) | Yahoo BBのみ (Softbank系) | 光コラボ回線使用 ISPは系列のYahoo BBがセットされている |
eo光 (関西電力系) | eo光のみ (関西電力系) | 関西電力の独自光回線 ISPは自社のみで完結 |
コミュファ光 (中部電力系) | 11社から選択できる | 中部電力の独自光回線 ISPは別途選択が必要 |
ビッグローブ光 (NEC系) | BIGLOBEのみ (NEC系) | 光コラボ回線使用 ISPは自社のみで完結 |
OCN光 | OCNのみ | |
ソネット光 | So-netのみ |
回線業者とのお付き合いも必要
光ケーブルを管理する、いわゆる「光回線」の業者さんです(ほかにもADSLとかケーブルテレビの回線なんかもありますが)
「回線業者」とは、インターネットからプロバイダーが分岐した線を、私たちの各家庭までつないでくれる会社です。
有名なところでは、NTT東、NTT西、KDDIがありますね。また、NTTの回線を使わせてもらって回線のお仕事をしている会社がたくさんありまして、これを「光コラボレーション」なんて言います。
まだあります。ルーターを用意しなければなりません
我々のパソコンは、まだ光回線の線(いわゆる光ケーブル)と直接つないでもインターネットとはつながりません。
光で来るデジタルデータを電気のデジタルデータに変換して、パソコンが理解できるようにする必要があるんですね。
最初から、普通に電線で引いてくればいいじゃんと思うでしょ?
光ケーブルと電線には次のような違いがあるのです。
光ケーブル | 銅線 | |
伝送距離 | 長い 100Kmを超える | 100m程度 |
伝送速度 | 速い 100Gbps以上 | 40Gbps程度 |
コスト | 高い (銅線の5~6倍) | 安い |
相互干渉 | 無い | 有る |
光ケーブルでデータを送る方が、
より遠く、より早く、より正確に伝える事ができるって事です。値段は高いですけどね。