私たちが光回線の宅内で使うLANケーブルには、カテゴリーと呼ばれるグレード分けがあります。
現在では7つのカテゴリーがあり、下の表のようになっています。
数字が増えるほど性能が良いLANケーブルです。
カテゴリー | 最大通信速度 | 伝送帯域 |
CAT 5 | 100Mbps | 100Mhz |
CAT 5e | 1Gbps | |
CAT 6 | 250Mhz | |
CAT 6A | 10Gbps | 500Mhz |
CAT 7 | 600Mhz | |
CAT 7A | 1000Mhz | |
CAT 8 | 40Gbps | 2000Mhz |
どうでしょうか? カテゴリーの数が大きくなれば通信の速度が速くなり、伝送の帯域が広くなります。
表に通信速度と伝送帯域ってあるけど、何のこと?
Hikarin
判らないですよね。
車によく例えられます。
ことば | 性 能 | 車に例えると |
通信速度 | 1秒間に送信できる データの「スピード」 | 自動車の性能 |
伝送帯域 | 1秒間に送信できる データの「量」 | 道路の幅 |
通信速度
「通信速度」とは、1秒間に送信できるデータの「スピード」を指す言葉で、単位はbpsです。
道路で言えば、通信速度は自動車のスピード性能を表します。
通信速度が速ければ速いほど、データを送信するスピードが速くなるため、より快適にネットを使うことができます。
伝送帯域
「伝送帯域」とは、1秒間に送信できる「データ量」を指す言葉です。
厳密にはデータを送信するために使われる周波数の幅広さを指す値で、「Hz」が単位として用いられます。
データそのものが道路上を走る自動車とした場合、伝送速度は「道路幅」を指します。
道幅が広ければ自動車(データ)もスムーズに進むことができるため、快適な通信環境を実現できますよね。
通信速度と伝送帯域の関係は、データを送信するための環境が「伝送帯域」であり、環境の下で発揮される結果としての送信スピードが「通信速度」と言えるでしょう。
そのため、両者は似たような意味として使われることも多く、「伝送帯域が優れている」≒「通信速度が速い」と捉えられることもあります。
むずかしいけど。
ようするにカテゴリーの数が多いLANケーブルの方が、データが速いってことね。