こんにちは
光回線スペシャリストのHikarinです。
判りにくい光回線の世界をわかりやすく解説しています。
参考にして、あなたにぴったりの光回線を選んでくださいね!
インターネットの光回線。どこにしようか?と、いろいろ調べていると思います。
どうですか?
光回線の会社のサイトって、ほんとに「見にくくて」、「意味不明」ですよね。・・・結局、電話しないと(またはアクセスして電話かかって来るのを待つ)しかないのかな? って思いませんか?
「キャッシュバック 〇万円!!」からの「さらにプラス〇万円!!」って書いてあると、グググと前のめりになりますよね。 でもいったい、どの会社にすればいいのやら。
さて、そんな皆さんに朗報です。
結論から言うと、あれこれ迷う必要はありません。
キャッシュバックは無視して、月額が安い光回線を選ぶ。
これ一択で間違えません!!!!
キャッシュバックは無視してください。何しろ毎月支払う金額が安い会社にすればいいんです。
え~?
どうせ契約するんだから、キャッシュバックのお金をたくさんもらったほうがお得でしょ?
それを無視するって、どういう事?
うん。普通はそう思うよね。
光回線の会社の狙いもそこなんだ。
でも、違うんだな。
彼らもそれはよーく分かってやっているのさ。
理由1
キャッシュバックはいくらたくさんもらえても、最初の年だけです。
毎年はもらえません。
理由2
キャッシュバックをしている会社は、月額料金は高めです。
(そうじゃないと、会社が成り立ちません。最初だけ少し出費がありますが、あとはドンドン儲けが積み重なります)
理由3
あなたは光回線の会社と契約しても、数年ごとにキャッシュバック狙いで会社を替えていきますか?
それとも、一度決めたらそのままですか?
引っ越しや何か不都合が無ければ、ずっとのまま使うんじゃないでしょうか? だって、面倒じゃないですか。
☆キャッシュバックをもらって、その時は得した気分です。でも、5年とか10年とかあっという間に過ぎます。長い目で見たら本当はどうなのか?? 気になりませんか?
毎月数千円のネット料金の差も、ちりも積もれば山になりますよ。
例えば・・・
「こないだまでハイハイしてたのに、もう小学生? 早いわね」(もう5年・・・)
「この車、新車で買ったんだけど、もう2回目の車検か」(えっ? もう5年かあ)
ドラマの「下町ロケット」俺よく見てたよ・・・え?もう10年前? (10年ってすぐだな)
ほらね・・・
5年もすれば月額の安い光回線に抜かれて、知らないうちに損してます。こういう視点で光回線の業界を見てください。目からウロコとはこの事です。
では、ほんとにそうか検証していきましょう。
「auひかり」と「enひかり」の2社を比べてみましょう
ねえ、Hikarin
「auひかり」は聞いた事あるけど、「イーエヌひかり」って知らないわ。
いや、
イーエヌじゃなくて「enひかり」=「えんひかり」って読むんだ。
名前が似ててややこしいわね
「enひかり」は運営している会社が「縁人」(エンジン)といって、「en」の文字はそこから来てるんだ。
実は、私「Hikarin」の一押しの光回線なんだ。
「auひかり」と「enひかり」の特色
☆「auひかり」はKDDIグループのインターネット光回線の会社です。グループ会社にスマホの「au」があるので、みなさん知ってますよね。
「auひかり」は自社の公式サイトでも申込ができるんだけど。代理店やプロバイダーっていう協力会社がたくさんあって、それぞれがお客さんの獲得競争をしているんだ。
協力会社は「auひかり」本体の月額料金はいじれないので、みんなキャッシュバックで競争するもんだから、他の「Softbank光」や「楽天ひかり」なんかと比べてキャッシュバックの金額がとても大きいんです。
今回は「auひかり」の代理店の中でもピカイチと言われる「NNコミュニケーション」を選ばせてもらいまして比較をしようと思います。
一方、実は私の推し回線である「enひかり」は並みいる大手の会社に比べると小粒な会社ですが、もともと本体が大きな会社でも、光回線の部門どうしを比べれば同じような規模です。
「縁人」は小さいけれど、無駄を省いた経営で好感が持てます。
業界最安値クラス、契約期間のしばりなし、違約金なし。が特徴です。
enひかりって、どんな会社?
enひかりの運営会社は東京都板橋区にある「縁人」(読み方:エンジン)
enひかりの”en”はこの「エンジン」からきてます。
☆こんな感じの ↓ かわいい会社です。
(写真は、「すぐつながる!」と評判のコールセンター)
社 名 | 株式会社 縁人 en-jin inc. |
設 立 | 平成19年10月1日 |
従業員 | 41名(アルバイト含む) |
代表取締役社長 | 横山 満 |
取締役副社長 | 向田 智治 |
会社所在地 | 本社 〒175-0094 東京都板橋区成増2-17-2 enjinビル TEL 03-5534-9997 FAX 03-5534-9998 |
北海道札幌営業所 〒060-0051 札幌市中央区南1条東6-2 松浦ビル3階 |
光回線の料金はどんな構造になっているのでしょうか?
光回線の業界の値段の仕組みを知らないと、言われるがままになってしまうので、ザっと頭にいれておきましょう。
契約した月には、月額料金の他に初期費用として色々支払わなければなりませんが、翌月からはぐっと減ります。
キャッシュバックはたいてい数か月後。ひどい場合は1年後の支払いなんてのもあります。
では、この構造を元に各費用を計算していきましょう。
ケーススタディー その1
なにしろ、この業界。キャッシュバックと言えば「auひかり」です。
といっても「auひかり」本体ではなくて、その代理店です。
「auひかり」で検索すると、いくつもの「auひかり」サイトがヒットします。主にKDDIの代理店(ほんとたくさんあります)、その次に多いのがGMOなどのプロバイダーと呼ばれる業者です。
あたかも公式サイトのような画面なので、みなさんなどは公式サイトと思ってしまっても不思議ではありません。
さて、この代理店やプロバイダーは競うようにしてユーザー獲得に必死です。基本的な回線使用料はいじれませんから、他社との差別化でキャッシュバック競争となっているのは業界では周知の事実です。
「auひかり」は代理店がユーザーさんを募集するのね。
でも、他の「Softbank光」や「楽天ひかり」なんかは代理店で募集してないんじゃない?
「auひかり」が特別なのかな?
特別だね。
世の中は、ネットによるメーカー直接販売が主流だからね。
流通経路を短くして、安くユーザーに提供し、メーカー自身も多くの利益が得られるんだ。
そうなのか・・・。
そもそも光回線業界の代理店ってどんな立ち位置なの?
先端のネットビジネスなのに古めかしい「代理店制度」ってよくわからないよね・。
次の図は、その構造を簡単に書いてみたものなんだ。
うわ!
左のインターネットからユーザーの私までめっちゃ会社があるじゃん。
見るからに効率悪そうだわ~。
そうだね。
流通としては効率が悪いね。
でも「auひかり」にとっては、何もしなくてもたくさんある代理店が競い合ってユーザーを取って来る楽ちんな仕組みなんだ。
そっか。代理店にはキャッシュバックの競争してもらって。
私たちがお得になるなら、いいんじゃない?!
それがね。
そう単純でもないんだな。
実際に検証してみようね。
下の広告は、その「auひかり」の代理店の中でも比較的評判のいい「NNコミュニケーションズ」という代理店のものです。
かなり高額なキャッシュバックが書いてありますが、実際もらえるのはいくらなのか?は、一般の方には判らないと思います。
このナゾナゾのようなページを説明すると・・・
当社限定! 3社同時キャンペーン
とありますが、この意味は
・1社目 この代理店「NNコミュニケーションズ」からのキャッシュバックです。
・2社目 プロバイダー(数社ありまして、それぞれに金額が違いますが、この場合はSo-net(ソネットというソニー系のプロバイダーになっています)からのキャッシュバックです。
・3社目 KDDI。これは「auひかり」の親会社ですね。「auひかり」の公式サイトから申し込むともらえるオリジナルの特典そのものです。
※言いかえると、本物の「auひかり」の公式サイトからも申込は出来ますが、オリジナルのキャッシュバックしかもらえない事になります。
※このほかに、キャッシュバックだけではなく、工事代をタダにする、無線LANルーターという機械をタダにするというような特典という形のものもあります。
なんたって。
77,000円っていう金額が気になるわ~。
あのブランドのバッグだって変えちゃう(*’▽’)
77,000円がどのような構造になっているのか。調べてみましょう。
下の表の契約内容の①~③の3つを全部契約すると、先ほどの3社から合わせて77,000円のキャッシュバックがもらえるという構造になっています。
契約内容 | キャッシュバック 金額 | 条件 |
①ネット(光回線) ②電話(ひかり電話) ③スマホ(もちろんau) | 77,000円 | プロバイダーはSo-net スマホは「au」 |
①ネット(光回線) | 61,000円 |
①ネット(光回線)だけの契約だと、61,000円のキャッシュバック。それに②電話と③スマホを合わせて契約すると、+16,000円上乗せしてくれます。
という事は②の電話と③のスマホのキャッシュバックが16,000円だという事ですね。
個人的には「自宅に固定電話をわざわざつけるのもなあ・・・」と思うんですけどね。
私Hikarinは、既にau系列の「UQモバイル」のスマホを使用中ですが、新規で契約しないと適応にならないという訳ではなく、
☆UQモバイルであれば 自宅セット割りの申込み手続き
☆auモバイルであれば auスマートバリューの申込手続き
を「au」の窓口に行って手続きをする必要があります。要するに「auひかり」と「auモバイル」または「UQモバイル」を紐づけする必要があるんですね。
これは、NNコミュニケーションズでは行えないので、あなたがしなくてはならない作業です。
そんなのメンドクサイんですけど~。
第一、私スマホはドコモだし。
auのスマホを使っている人 → 自宅セット割り または スマートバリューの手続きをする必要あり
他社のスマホを使っている人 → スマホを解約して乗換えするときに上記の手続きをする必要あり
との事なので。実際には①ネットのみで61,000円のキャッシュバックが妥当でしょう。
ちなみに、プロバイダーっていうのは、インターネットにつないでくれる業者さんです。高速道路で言えば一般道と高速道路をつないでる料金所みたいな感じかな。
キャッシュバックをくれるところ | ネット +電話 +スマホ | ネットのみ |
NNコミュニケーションから | 52,000円 | 36,000円 |
プロバイダーのSo-netから | 25,000円 | 25,000円 |
合 計 | 77,000円 | 61,000円 |
このキャッシュバックは新規の契約という事です。
☆「3社同時キャンペーン」と言っていますが、KDDI(auひかり)からのキャッシュバック金額の説明は特にありません。
なんとなく判ったでしょうか?
さすがに77,000円もらおうとすると、不要な契約とか面倒な手続きが必要って事です。
KDDI公式特典
①他社からの乗換えで最大50,000円 キャッシュバック
②初期工事費相当割引 41,250円割引 サービス
これの意味とは
①光回線をA社からB社に乗換える場合(今回は「auひかり」への乗換えですが)、契約期間内に解約する場合は次の2つのお金が元の光回線会社から請求されます。
・違約金
いやな響きですけど、契約期間内に解約した場合の請求額がその会社の規定によって請求されます)
以前は、各社勝手に法外な違約金を決めていましたが、政府の指導で「月額相当」となりました。なので、大体4~5千円です。
下の表は主要各社の違約金一覧です
光回線 | 戸建て | マンション |
ドコモ光 | 5,500円 | 4,180円 |
auひかり | 4,730円 | |
Softbank光 | 5,720円 | |
GMOとくとくBB | なし | |
楽天ひかり | 5,280円 | 4,180円 |
enひかり | なし | |
Nuro光 | 3,850円 |
2022年の7月に法外な(めちゃ高い)違約金は規制されましたので、それ以降の契約ですとこうなります。
だいたい、月額料金くらいですので、何万も請求されるわけではないです。
・工事費用の残債
これは元の光回線を契約したときにかかった工事費用に関して、残りの費用を請求されるという事があります。
今の業界は工事費用が「実質ゼロ円」という会社が多くて、実際にかかった工事費用を契約期間で月割りにして、請求と同額を割り引くというメンドウな作業をしています。
契約期間が終了すると、契約は自動で更新されますが、工事費用の方は知らないうちにめでたく完済されています。
しかし、契約期間内に解約しますと残りの工事代が請求されます。
この違約金や残債の発生が見込まれると、ユーザーは乗換えに「やめとこうかな」としり込みをするので、乗換えをあと押しをするように、「解約違約金還元」というキャッシュバックを用意しています。
この場合、auひかりの公式サイトでは「最大30,000円」となっているのですが、NNコミュニケーションズのサイトでは、なぜかそれに加えて「上乗せキャッシュバック」として「最大20,000円」の合計で最大50,000円が出る事になっています。
え~?
5万円ももらえるの~?
うれし~!!
ひかりちゃん。
そうじゃないんだ。よく見て!
「最大」って書いてあるでしょ?
ほんとだ。
小さく「最大」って書いてある・・・
最大というのは、この業界ならではの言い回しで、
「かかった分を支払いますよ。でも、〇万円までですよ」
という意味なんです。
なあ~んだ。
まるまる5万円もらえるんだと思うじゃない!
これって、詐欺じゃないのかな?
いや、ウソは書いてないからね。
でも、判りにくいのは確かさ。
この上乗せキャッシュバックは「auひかり」の公式サイトでは載っていません。どういう事か判りませんが、出るとしたら代理店の懐から出るのだと思います。
そもそも工事代の残債ってどれくらい請求されるのでしょうか?
はて? そもそも工事代の残債ってどれくらい請求されるのかな? って思いませんか?
工事代に関する規制はないのですが、業界の相場は
無派遣工事 | 2,200円 |
屋内配線なし | 8,360円 |
屋内配線あり | 16,500円 ~ 19,800円 |
最近は前述した「実質ゼロ円」の会社がほとんどなので、実際これくらいの金額が裏でかかっているのがですが、契約期間内に解約すると残りを請求されますね。
ただ、一番高い19,800円かかったとして、契約してすぐに解約しなきゃならなかったとしても、2年契約24ヵ月で計算すると23ヵ月分残りを請求されると
19,800円÷24ヵ月×23ヵ月=18,975円ですね。
違約金が5000円とすると、合わせて25,000円くらいが請求されることになります。
ということは、どんなに請求されても・・・契約したその月に解約という違約金MAXの場合でも25,000円くらいという事です。
なので、50,000円のキャッシュバック。もらえるんだと思って飛びつかない事です。
KDDI公式特典
②初期工事費相当割引 41,250円割引 サービス
これの意味とは
これは、前述した工事代の「実質ゼロ円」というのを「auひかり言葉」で言い換えたものです。
なので、これも同じく契約期間終了まで契約を継続していましたら全額負担してくれますが、途中で解約すると残額は請求されます。
いまや、どこの光回線でもやってる事なのでね。とくに「auひかり」だけに限ったものではありません。
1)ネットとひかり電話とスマホの同時申込に限り、77,000円のキャッシュバックを受ける事ができる。
2)でも手続きが面倒なのと、電話の必要性がないので、実際は66,000円のキャッシュバックが妥当です。
3)最大50,000円のキャッシュバックは、おそらく実質2万5千円くらいだとおもわれます。
4)初期工事費相当額割引はどこでもやってるので目新しくはない。
という事で、キャッシュバック金額は実際のところ
66,000円+25,000円=約71,000円がいただける見込みとなります。
いかがでしょう? なかなかの金額ですよね。 それにこの会社が数ある「auひかり」の代理店の中でも評判が良いのは、このキャッシュバックが1ヵ月後には振り込まれるという事からです。
他の光回線の会社も含めて、この手のキャッシュバックは半年後、1年後の支払いというのがザラです。なぜかと言うと、キャッシュバックがすぐに手に入ると、解約してまた他の会社に乗換えられる心配があるからです。
その点では、この会社は安心です。
なぜ、こんなにたくさんもらえるキャッシュバックを無視しても良いのか?
キャッシュバックは、私たちは確かに一時的に儲かります。でも長い目で見ると本当にお得なのか???
検証してみませんか?
最初に結論から言ってしまいますと、下の表のようになります。
※見にくいので、スマホを横にして見てくださいね。
キャッシュバックのある「NNコミュニケーションズ」と、キャッシュバックの無いメーカー直販の「enひかり」の長期支払い総額を比べたものです。
auひかり(NNコミュニケーションズ) | enひかり(公式サイト) | |||||||
1年目 | 5年目 | 10年目 | 15年目 | 1年目 | 5年目 | 10年目 | 15年目 | |
支払累計 | -2,180 | 307,360 | 696,760 | 1,086,160 | 73,436 | 320,540 | 621,020 | 938,300 |
たしかに、1年目は大きなキャッシュバックがあるので、「auひかり」(NNコミュニケーションズ)の実質の支払額はなんとマイナスです。
しかし、月日が流れるにつれて「enひかり」との支払い額はやがて逆転していきます。
この関係は下グラフのようになります。
2024年5月現在 金額:円(税込)
上のグラフのように、「auひかり」(NNコミュニケーションズ)のほうはなんだかんだ手続きをしてもらったキャッシュバックの効果も無くなって、6年目からは、シンプルに月額が安い「enひかり」に抜かれます。
その後は、ずっと損しっぱなしです。
お判りいただけたでしょうか?
キャッシュバックはその場かぎり。
結局、月額が安い回線にはかないません。
ちなみに、「auひかり」と、私の一押し「enひかり」の月額料金は下の表のようになってます。
一戸建て | マンション | |
auひかり | 5,390円 | 4,485円 ※ |
enひかり | 4,620円 | 3,520円 |
差 額 | 770円 | 965 |
※「auひかり」のマンションの料金は特異でありまして、建物によって回線の速度と料金が違い、なんと8タイプもあります。
遅い回線はそれなりに安いのですが、ここでは一般的な速さの「1Gbps」の回線どうしで比較をしました。
いかがですか?
約7万円もらっても、やっぱり月額の安い回線にはかなわないんです。
私の一押しの光回線「enひかり」の概要は、下のリンクから見てみてください。きっと気にいっていただけると思います。
>>2024年<<
>>光回線の本命<<
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