こんにちは
光回線スペシャリストのHikarinです。
光回線を選ぶのはとても難しくて、何を元に判断したらいいのか判りにくいです。
いとこの”ひかりちゃん”と判りやすい説明をしていきますので、ゆっくり読んでくださいね。
ちゃん
ひかりです。
判らない事はどんどん質問しちゃいます。
最初に結論を
光回線は、月額使用料金で選べば間違いありません。 安いが一番!!
「スマホのセット割り」と「キャンペーン」が重要! と書いているサイトがありますが、スマホはともあれキャンペーンは無視して構いません。
セット割りは、スマホの会社と光回線の会社が同じなら、1台あたり1,100円の値引きがされるので、ご夫婦や家族で同じ会社に統一ができるなら、台数が増えるほどお得になる計算です。
でも。それも程度問題・・・・。 実際はどうなのかちゃんと調べてます。
こんな悩みを解決します。
〇価格に関するもの
毎月の使用料が、なるべく安い会社はどこか?
光回線の会社は、大きく分けると「ブランド系」「独立系」「地域電力会社系」の3つの種類があります。
光回線はスマホと同じで、契約すると毎月「使用料」が発生しますが、この料金は会社によってマチマチで、大体3,000円台~5,000円台と幅があります。
月額が安いのは何といっても「独立系」です。
それぞれの特徴について説明しましょう。
1)「ブランド系」の光回線。
NTT系列の「ドコモ光」や、KDDI系列の「auひかり」、Softbank系列の「Softbank光」、楽天系列の「楽天ひかり」などのみんなが知ってる大きな会社の系列。
これらの親会社は「キャリア」とも言われ、電波を使った通信のインフラ(設備)を自社で持っています。判りやすく言えば、スマホの会社も持っていて、後述する「スマホと光回線のセット割り」なんかも出来ます。
Sony系列の「Nuro光」なんかは「キャリア」ではありませんが有名な親会社ブランドの七光りを浴びていると言えます。
「格安」とか「お得」とか気にならないし、「軽自動車」とかは大嫌い! 私はブランドにこだわるのよ! という人がお好きな光回線です。
2)「独立系」の光回線
いわゆるインターネット専門の会社です。「キャリア」のような電波を使った通信インフラを持たず、インターネットの世界でビジネスを展開している会社です。
有名なブランドが確立されている訳ではないですが、知る人ぞ知るのインターネットのプロとして独自の展開をしています。
特に、「enひかり」、「GMO」、「おてがる光」、「EXITE MEC光」などの会社は、価格破壊による低コスト高コスパ回線を開発して、ブランド回線に対抗しています。
「花より団子」の実務派の人は、こういうのがお好きだと思います。
3)「地域電力系」の光回線
全国に7つある各地域の電力会社が、自社の電力網を利用した光回線ビジネスを展開しています。比較的月額が高いのと、エリアが限定されるというデメリットがあります。
ちゃん
それで、値段が安いのはどの会社なの?
主だった光回線会社の月額使用料を表にすると、下のようになるよ。
料金が安い順番に並べました。
主だった会社の月額を安い順にランク付けしてみますと(2025年1月現在)
ひかり回線 | 一戸建て | マンション |
enひかりLite | 4,370円 | 3,270円 |
enひかり | 4,620円 | 3,520円 |
おてがるひかり | 4,708円 | 3,608円 |
excite MEC光 | 4,428円 | 3,355円 |
Nuro光 | 5,200円 | 3,850円 |
楽天ひかり | 5,280円 | 4,180円 |
GMOとくとくBB | 5,390円 | 4,290円 |
ビッグローブ光 | 5,478円 | 4,378円 |
auひかり | 5,610円 | ※1 |
@Nifty光 | 5,720円 | 4,378円 |
Softbank光 | 5,720円 | 4,180円 |
ドコモ光 | 5,720円 | 4,400円 |
※1 auひかりは建物の種類によって料金が異なりますので、比較ができません。
特徴
月額料金で、戸建てで5,000円、マンションで4,000円を超すと「高い」と感じます。
ちゃん
どうして、こんなに値段の差がつくのかな?
やはり「独立系」の会社は安いよね。
会社がコンパクトで固定費(家賃や人件費)が安いのと、テレビや雑誌などの媒体でCMをしないので、ユーザー価格が安くできるんだ。
一戸建ては比較的高く、マンションのほうが安いです。
マンションは設備を1つ導入して、各部屋で共有して使うので割安になります。
どうですか? 単純な比較はできませんけど、月額ではこんなに会社によって差があります。
各社のさまざまな「キャンペーン」の内容を知りたい。
ちゃん
インターネット 光回線で検索すると、いろんな会社が出てきて、それぞれにキャンペーンとか特典とかが書いてあるでしょ?
結局、私には何がいちばんいいのか、判らないわ。
ひかりちゃんは、春から大学生だね。今まではスマホだけで十分だったけど、これからはパソコン+インターネットも必要って事だ。
光回線の業界は会社が多いので、競争が激しいです。また、日本では光回線の需要が一巡して需要が頭打ちなので、各社はあの手この手でユーザーを獲得しようと工夫をしています。
これが、いわゆる「キャンペーン」や「特典」と呼ばれるもの。各社、知恵を絞って色んな形で投げかけてくるので、受け取る側は情報に飲み込まれてしまいます。
「総額、最大で○○円お得」とかまとめられちゃうと、金額も大きくなってきて「本当?」って思う反面、期待しちゃうかも。
いくつかにまとめられたキャンペーンや特典を分解して、理解しやすくします。中には「そんなの不要だ」というものも結構あります。
1)キャッシュバック
この業界で、有名なのが「キャッシュバック」のキャンペーンです。
契約してくれたら、いくら払いますといった仕組みです。現金の振り込みが一般的ですが、ドコモ光にように「dポイント」で支払う会社もあります。
みなさんも、現金が〇万円もらえるとなると、気持ちが動くんじゃないですか?
2)月額料金のディスカウント
最近目立つのが、これ。
契約して3か月とか半年の間、月額料金を割引する。またはタダにするというキャンペーンです。
5,000円とかする月額の使用料が、割引きや極端の場合ゼロになるというのはとても大きい特典ですので、見逃したくないです。
ただし、このディスカウントのキャンペーンはとてもひんぱんに出たり、無くなったり、金額が変わったりするので、検討している時のたまたまのタイミングで出会えるかどうかは微妙です。
私のこの「Hikarin Web」では、毎月の主要各社のキャンペーン状況の速報を行っていますので、便利ですよ。
3)乗換え時の違約金などを負担しますというキャンペーン
これは、キャンペーンというより年中やってます。
A社を解約して新しい光回線の会社と契約する場合、今までのA社との契約内容でお金が請求される場合があります。その内容は「違約金」と「工事代残金」のふたつ。
①違約金
ブランドの会社はたいてい、2年とか3年の契約を結ぶ事となっています。その期間中に解約すると「違約金」という名目で請求されます。
だいたい、月額使用料の1ヵ月分くらいですので5,000円程度ですね。
なお、最近の「独立系」光回線各社は、この契約期間を設けていませんので、そもそも違約金は発生しません。いったん契約したユーザーは逃したくないですから、まずは期間で縛ります。途中で他へ移ると違約金を払ってもらうよ~というのは、通信業界のいやな慣習です。
数年前はこの違約金を各社が勝手に決めてまして、金額も数万円というのがザラでした。あまりにもあくどいと、政府が介入して月額料金程度とされたので、今は1ヵ月くらいになってます。
しかし、契約期間が終わると自動的に契約が更新されるし、円満に契約解除できる期間というのが決まっていてそれ以外は違約金が発生すると言ういやな仕組みは残っています。
独立系はこの辺のしがらみは一切ありません。契約期間なし。いつ辞めてもオーケー。こういうの「ブランド系」が好きな方は気にしないのかもしれませんね。
ちゃん
そんな事ないわ。
きっと知らないだけよ。
②工事代の残金
光回線を自宅に引いてくる場合は、新規の場合を含めて大抵工事が必要です。なので工事代が請求される事になりますが、最近はこれを実質ゼロ円としてキャンペーン扱いでタダにする事がほぼ一般的になっています。
要するに、工事は必要だけれど、工事する人は来るけど、タダです
でも、これにはからくりがあります。実際にかかる工事代を2年24回とか3年36回とかの分割で請求して、同じ金額を割引するというメンドウな事をします。
ユーザ側にはメンドウな事は何もなくて、ただタダなだけです。しかしこの分割期間内に契約を解除すると、残っている工事代を請求されてしまいます。
「解約したいんですけど」
「えっと、それでは工事代の残金が〇万円となりますので、ご請求させていただきます」
「え? そうなの? じゃあ、辞めるの止めます」
というのを期待しての仕組みです。入るときはドアが無いけど、出る時には料金所があるんです。
この、解約するときに発生する(発生しない場合もあります)お金を乗り換え先の会社が肩代わりするというキャンペーンです。
もう、定例化してますので、「工事代実質ゼロ」を書かれていれば、この事だなと思ってください。
だいたい、最大〇万円まで実質ゼロとかいてあります。
独立系の会社では、この工事代も実質ではなくて、そもそもゼロという会社も出てきています。
それに、最大〇円まで負担ってのは、とても〇〇まがいのフレーズです。
まるで、その金額がもらえるような錯覚を覚えます。
特に、他のキャッシュバックキャンペーンと合算して総額〇万円で業界最大とか書いてあると、「すっげー。お得じゃん!」と早合点してしまいそうです。
そんなのちゃんと説明受けるから大丈夫だと思ってませんか?
スマホと同じ会社を選ぶと、スマホの料金が割引きされるらしいけど、実際はどうなんだろう?
とても魅力的な販売促進策ですね。
メリット
光回線をスマホと同じ会社にすると、スマホの料金が割引される。
スマホ1台につき税込1,100円(なぜか各社同じです)
なので、スマホの月額料金が安くなるんですね。
デメリット
☆通信障害が起きると、スマホもネットもまったく使えなくなる。 同じドコモでスマホも光回線も同じにしてたら、ドコモが通信障害でダウンしたら、まあラインもメールもYouTubeも、インスタもすべてアウトです。もちろん電話もね。
どちらか無事なら何とかなります。危機管理というのを真剣に考えたら、分けなきゃダメです。
☆家計を同じにする家族で、2台以上でないとあまり意味がない。
もともと、スマホ割りが出来るブランド系(キャリア系)の会社は月額料金が高いので、1台1,100円安くても、「独立系」の格安料金とやっと同じになるだけです。
例
ドコモ光(一戸建ての月額 5,720円)- スマホ割り 1台1,100円 =4,620円
enひかり(一戸建て 月額 4,620円 )
偶然、同じ金額になりました。
それなのに、大手のキャリア系は違約金や工事残額などが付いて回りますしね。そもそもドコモのスマホ自体が高いですよ。
賢いユーザーは、「独立系の光回線」と「格安スマホ」の組み合わせで行きましょう!
なので、光回線もスマホも格安にすれば、災害時も安心だし、予算も抑えられるし、いいんじゃないですか?
〇速度に関するもの
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